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“内定辞退”を防ぐ──候補者との関係構築で信頼を勝ち取る方法

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“内定辞退”を防ぐ──候補者との関係構築で信頼を勝ち取る方法

「せっかく内定を出したのに、辞退されてしまった…」
採用担当者なら誰もが経験したことがあるでしょう。
内定辞退は避けられないものと思われがちですが、実は“コミュニケーション設計”で防げるケースがほとんどです。

候補者は“どの企業に行くか”ではなく、“どんな人たちと働くか”で最終判断をします。
つまり、関係構築の深さが内定承諾率を決めるのです。

1. 内定辞退の本当の理由を知る

辞退理由の多くは「他社に決めた」や「条件が合わなかった」といった表面的なものですが、
実際には次のような心理的要因が多くを占めています。

  • 企業から大切にされていないと感じた
  • 連絡が遅く、不安が募った
  • 面接官や社員との相性に違和感を覚えた
  • 他社の方がワクワクする未来を描けた

つまり、辞退は「条件負け」ではなく「信頼関係の薄さ」から起こるのです。

2. “スピード×温度”で信頼を築く

候補者対応で最も重要なのが、スピードと温度感
特に内定後は、時間が経つほど他社の影響を受けやすくなります。

たとえば──

  • 内定通知は当日または翌日中に行う
  • 電話やオンラインで直接お祝いを伝える
  • メールでもテンプレートではなく、候補者のエピソードを交える

人は“自分に合わせてくれた対応”に信頼を感じます。
「あなたに来てほしい」という熱意を、スピード感と誠実さで伝えることが大切です。

3. 内定後フォローを仕組み化する

内定通知後のフォローが弱い企業ほど、辞退率が高くなる傾向にあります。
内定者が安心して入社を決意できるように、フォロー体制を整えましょう。

おすすめの取り組み:

  • 定期フォロー面談: 月1回ペースで近況をヒアリング
  • 内定者メンター制度: 若手社員が相談役として伴走
  • 内定者懇親会: 同期や先輩とのつながりを事前に形成

特にZ世代は“つながり”を重視します。
「入社前からチームの一員として受け入れられている」という実感が、辞退を防ぐ最強の武器になります。

4. “情報の透明性”で不安をなくす

候補者は、入社を決めるまでに無数の不安を抱えています。
その不安を放置すると、他社に流れる確率が一気に上がります。

たとえば──

  • 選考の進捗をこまめに共有する
  • 入社後の教育・キャリアパスを具体的に伝える
  • 社員インタビューや社内風景を動画で共有する

「この会社は隠し事がない」と感じてもらうことで、心理的距離がぐっと縮まります。

5. “合否を問わず”良い印象を残す

実は、辞退を防ぐカギは「不採用者への対応」にもあります。
不採用者に対して誠実な対応をする企業は、口コミやSNSで良い印象を広げ、
将来的な再応募や紹介につながることが多いのです。

選考終了メールに、感謝の言葉や応援メッセージを一言添えるだけでも印象は変わります。
採用活動は、“断り方”にもブランドが出るのです。

6. 社員全員で候補者と向き合う

内定辞退を防ぐのは人事だけの仕事ではありません。
現場社員や経営陣を巻き込み、「全社で採用する文化」を作ることが重要です。

たとえば、内定者に対して現場メンバーから「ようこそメッセージ」を送る。
または、SlackやTeamsなどで“内定者専用チャンネル”を作り、
日常的にコミュニケーションを取るのも効果的です。

人と人とのつながりが、入社への最終的な決め手になります。

まとめ

内定辞退を防ぐ最大のポイントは、「候補者を顧客のように扱うこと」。
スピード感のある対応、誠実なコミュニケーション、透明性のある情報提供。
この3つを徹底するだけで、内定承諾率は確実に上がります。

候補者にとって「信頼できる会社」と思われるかどうか。
それが、採用成功の分岐点です。

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