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“採用ブランディング”で差をつける──求職者に“選ばれる会社”になる方法

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“採用ブランディング”で差をつける──求職者に“選ばれる会社”になる方法

求人媒体に掲載しても応募が来ない、採用広報をしても効果が薄い──。
そんなときに多くの企業が見落としているのが「採用ブランディング」です。
今の採用市場では、条件や待遇だけで人材を惹きつけることはできません。
求職者は企業の“ストーリー”や“価値観”に共感して応募を決めています。

つまり、採用活動とは「企業のブランドを伝える行為」。
この記事では、採用ブランディングの本質と、明日から実践できる設計方法を解説します。

1. 採用ブランディングとは何か

採用ブランディングとは、「採用を通じて企業の魅力を伝え、共感を得る活動」のことです。
単なるPRではなく、「自分たちがどんな会社なのか」「何を大切にしているのか」を、言葉と行動で伝えることが目的です。

たとえば、「挑戦する文化」「チームで支え合う風土」など、企業ごとの個性を可視化し、
その価値観に共感する人材を惹きつける。
これが、ブランディング型採用の基本です。

2. なぜ採用ブランディングが必要なのか

採用市場は、求職者が企業を比較検討する時代になりました。
SNSや口コミサイトで情報が広く共有される今、「どんな会社か」が採用の決め手になります。

つまり、採用ブランディングを怠る企業は、“選ばれない側”に回ってしまうのです。

採用ブランディングを行うことで──

  • 応募前から信頼関係を築ける
  • カルチャーフィットする人材が集まる
  • 採用コストが下がり、離職率も低下する

「発信」ではなく「共感の設計」こそが、現代の採用戦略の中心です。

3. 自社らしさを言語化する

まずは、「自社の魅力とは何か?」を掘り下げるところから始めます。
社員や経営陣にヒアリングし、共通して出てくる言葉を抽出してみましょう。

以下の3つの問いが有効です:

  • どんな人が活躍しているか?
  • どんな瞬間にやりがいを感じるか?
  • どんな価値を社会に提供しているか?

これらをもとに、「自社らしさ(Employer Value Proposition=EVP)」を定義します。
たとえば──

「自由な発想を形にできる会社」
「挑戦を支えるチーム文化」
「社員一人ひとりがブランドを作る会社」

この一文が、すべての採用広報の核になります。

4. 採用ブランディングの3本柱

採用ブランディングを実践する上での3つの柱は以下です。

① コンテンツ設計(何を伝えるか)

社員インタビュー、プロジェクト紹介、カルチャー記事など、
「人」と「仕事」がリアルに伝わるコンテンツを中心に構成します。

② デザイン設計(どう見せるか)

採用サイトやSNSのトーン&マナーを統一することで、
ブランドイメージの一貫性を保ちます。
色・フォント・写真のトーンを揃えるだけでも“世界観”が生まれます。

③ 体験設計(どう感じてもらうか)

候補者が企業と接触する全ての瞬間(求人票・面接・内定通知)で
一貫したメッセージを感じられるように設計します。

5. 採用広報を“社内巻き込み型”にする

採用ブランディングは人事部だけの仕事ではありません。
現場社員の声を反映させることで、発信がリアルになります。

たとえば──

  • 社内Slackで「採用発信ネタ」を募る
  • 社員インタビューを動画で撮影し、SNSで拡散
  • 採用イベントに現場メンバーが登壇する

“自分たちで採用を作る”文化が根づけば、
ブランディングは自然と企業全体の活力へと変わります。

6. 効果測定と改善

ブランディングの成果は、短期的には見えにくいもの。
しかし、次の指標を追うことで確実に効果を測定できます。

  • 応募前のサイト滞在時間
  • 面接辞退率・内定辞退率
  • 社員紹介(リファラル)経由の採用率

特に「紹介経由の応募が増える」ことは、
採用ブランディングが浸透している証拠です。

まとめ

採用ブランディングとは、「企業のらしさを言葉と体験で伝えること」
華やかな広告よりも、誠実で一貫したメッセージが人の心を動かします。

応募者が「この会社に会ってみたい」と思う瞬間。
それは、会社の理念や人の姿勢に共感したときです。
採用ブランディングを磨くことは、企業文化そのものを磨くことでもあります。

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